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特記なきはすべて新品商品
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2017.7.28 最終確認

電源が入らない
item2 WSバッテリ基板0050 WSアダプタコード0047 WSアダプタコード0047

オーディオ基板の中央にあるDCソケットの足のハンダがヒビワレしやすい。

バッテリ基板の手前正面中央左側の黒いテープのすぐ右側のセラミックコンデンサが焼損。同左側の3個の表面実装電解コンデンサも頭がふくらんでいます。

円盤形ACアダプタとにかく断線箇所多い。右下がミッキーケーブルと呼ばれる3Pめがねタイプケーブル。

 

メインボードかCPUドータカードが死んでしまった場合は当然起動できませんが、そのほかにもWallstreet,PDQ はほかのPowerbook にくらべて起動できない要因を多く抱えていますので紹介します。

オーディオ基板のハンダ割れ

Wallstreet,PDQ オーディオ基板についているDCソケットはソケットの足部分のハンダ付けが、DCプラグの抜き差しの衝撃のくり返しでヒビ割れしやすくなっています。(Pismo/Lombared では改善されています)DCプラグを差し込んだ状態でグラグラしていればここが断線している可能性が高くなっています。再ハンダしたあと、DCソケットと基板をエポキシ接着剤で固定します。

バッテリ基板の故障

トラックパッド直下に位置するバッテリ基板の積層セラミックコンデンサやMOSFETが焼損、ショートしていると電源が入りません。(交換です)

ACアダプタの不良

PowerbookG3用の円盤形ACアダプタ(M7332)のACコードはくり返しの折り曲げ動作に弱く、とくにACアダプタ本体側の丸いコンセントのコード付け根で内部断線している可能性があります。またアップルマーク直下の内部でも断線していることがあります。またDCプラグのコードの付け根も同様です。ACコードはミッキーコードというミッキーマウス型の3Pコードで代用できます。DCプラグのほうはオーディオ用3.5φステレオプラグが使えますがオーディオとは配線が異なり、先端が非接続、真ん中がマイナス、付け根がプラス極となっており、プラス極がDCソケット側の金属部と接触しないよう外径9.0/内径4.3/厚さ0.5mmの樹脂ワッシャーで絶縁します。当店が昔販売していたPowerbookG3用M7332 ACアダプタ修理キットのPDF説明書はこちら

また、構造的に堅牢なPowerbook 1400/3400/G3(Kanga) 用のACアダプタ(M4896、M4895)が使えます。M4022(角形)は発火の危険性によってリコール・回収され、円盤形ACアダプタが提供されるようになったいきさつから使用には適しません。

コネクタ接続の不良、キーボードの故障

CPUドータカードの接続コネクタやロジックボードにつなぐキーボードのコネクタが正確にささっていないと起動できません。キーボードの故障でも起動不可です。

その他

PRAM内蔵電池交換直前まで起動できていたのに内蔵電池交換後に起動しなくなった場合は、下記のボタン連打操作によって解決できます。

秘技 電源ボタンの連打Wallstreet,PDQのリセットはPismo/Lombardのようなリセットボタンではなく「Fn + Shift + Control の3つを同時に押しながら電源ボタンを押して手をはなす」です。リセットの時に電源ランプが数秒間点灯しますので、このあいだに電源ボタンだけを「アレグロ」ぐらいのスピードで連打します。それでだめならACアダプタとメインバッテリを一旦はずし、またリセット作業からやり直します。このとき電源ボタンの連打の間隔を少し変えてみます。何度かやってもダメな時は、もう一度分解して、PRAM内蔵電池のコネクタをはずし10分間ほど放置してから再度組上げます。

この技で、当店のメインマシン Wallstreet,PDQ は2015年の今日まで生き残ってきました。Pismo/Lombardの内蔵電池交換でも「リセット+ 電源投入 + 電源ボタンの連打」は有効です。筆者の右の人差し指が「神の手(God Hand)」と呼ばれる所以です。

CF - IDE 変換基板でSSD化

IDEのHDDが入手しづらくなってきたので、ヤフオクなどで1000円前後で入手できるCF-IDE変換基板を入手し、4GBのコンパクトフラッシュ(CFカード)を装着して起動ディスクにしてみました。

コンパクトフラッシュ(CFカード)書き換え回数の制限については、最近の高性能なCFカードやSDカードには、ウェアレベリング機能をきちんと内蔵したものが増えてきているので、内蔵していない安価なカードや古いカードではなく、製造メーカーが公式にウェアレベリング機能に関する機能表示をしているものであれば信頼していいといえます。

以下のテストで使用したカードの時代の製品では、ウェアレベリング機能はあまり十分ではないと考えられます。

また、コンパクトフラッシュの規格も随時新しくなっていますので、現行のTrancend社かPQI社の製品でSSD化されることをお薦めします。(2018.2.23追記)

テスト環境 

 Powerbook G3(Wallstreet,PDQ) MacOS 9.2.2

 CF-IDE変換カード CFを2枚装着可能(47-48短絡または44-46短絡でMaster/Sleveを切替えできるタイプ)

     SanDiskr社 Ultra2 1GB (リムーバブルモード)

     PQI社 Hi-Speed100 2GB (固定ディスクモード

     Silicon Power CF200X 4GB (リムーバブルモード)

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ノーマル状態のMaster側に装着

ショートピンの代わりに青いリード線で直結

右端の47-48にショートピン

中央の写真のように付属のMaster/Sleveの切替え用の2mmのショートピンをそのまま使うと、PBG3のHDDマウンタの(黒い)コネクタピンつっかえてしまうので、かわりに右側の写真のようにリード線で47-48番ピンをショートします。

左側の写真のようにIDEピンから遠いほうがマスター位置となるので、コンパクトフラッシュは裏向きの状態となりました。この状態でサイズはすべて2.5インチHDDサイズにおさまっています。

これをHDDマウンタに取り付けてPBG3本体にセット。

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1.通常使用の状態。内蔵HDD(MacintoshHD)で起動、外付けSCSI-HDD(LHD-E60SU2)を装着。

2.変換基板のMaster側にSanDisk製1GBのCFカードを装着し、外付けSCSI-HDD起動。初期化作業なしでそのまま認識・マウントされました。

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3.変換基板のSleve側にもSanDisk製1GBのCFカードを追加装着して2枚挿しで起動。Sleve側は認識されませんでした。

4.変換基板のMaster側にPQI製2GBのCFカードを装着して起動。初期化作業なしでそのまま認識。Silicon Power社4GBも同じ結果でした。

CFカードの認識はあっという間

外付けSCSI-HDD(SCSI)から起動すると、3社の製品とも、そのまま「名称未設定」のボリューム」アイコンとなってデスクトップに表示されました。念のため「ドライブ設定」で確認するとちゃんと「ATA」ドライブとして認識されていました。ファイルシステムは、たぶん「Mac 標準」のHFSになっていると思いますが、正式な使用前には再度「ドライブ設定」の「カスタム設定」で諸設定を確認してください。(今回は確認を忘れていました)

MacOSの起動も問題なし

そのまま外付けHDDのシステムフォルダを、コンパクトフラッシュの「名称未設定」ドライブにドラッグコピーしてから電源を切り、「名称未設定」ドライブ単独で再度起動してふつうにMacOS9.2.1が使えました。

結論 Wallstreet,PDQ では「1枚」のコンパクトフラッシュ(CFカード)が使える

Wallstreet,PDQの場合は、あくまでも標準ストレージインターフェースはSCSIであることから、IDEハードディスクの部分は内部でIDE-SCSI変換していて、この変換部分が1:1のドライブ対応になっているためIDE側のSleve側がサポートされていないものと考えられます。

このテストで使用したCFカードとCF-IDE変換基板はPismoの擬似SSD化テストで使ったものと同じもので、PiamoではMasterとSleve の両方にCFカードを装着した場合でもどちらもきちんと認識できています。これはPismoが、Windows用と同じハードディスクや光学ドライブが使えることをふくめて、きちんとATA(IDE)規格に対応しているであるといえます。

またSanDisk製およびSilikon Power製(どちらもリムーバブルモード)でもPQI製(固定ディスクモード)でも同じように認識および起動できました。

 

この基板の金属フレームのネジ穴間のピッチは、2.5インチHDDのものとはまったくちがうので、HDDマウンタにはネジ止めできません。これを作った中国(台湾 ?)人のかたは何を考えたのでしょうかね?

当サイト内関連ページ

希少化するIDEハードディスクを置き換える

Pismo/Lombardの修理3 Pismoを擬似SSD化する

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