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2018.2.22 最終確認

分解・調整用ツール
外装ケースの分解
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Mac オープナー

T15トルクスドライバー

上の2つの工具は、ほかのコンパクトMacとも重複しますのでこちらで解説します

9インチCRTのタテ・よこ幅の調整
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ホーザン製コアドライバー

   上:D-16-4 タテ幅(高さ)調整用

   下:D-16-2 よこ幅(幅)調整用

ホーザン D-16-2 の先端部分(オール樹脂)

CRT画面の表示部分が外装ケースの枠にたいして寄りすぎていたり、WYSIWYGを本分とするMacintoshで正方形表示が長方形になるのは許せません。

こうした画面の左右上下幅はアナログボードの基板の裏側(=後部ケースをはずすと白い絶縁紙に説明があります)の調整で解決できますが、高周波用のコアドライバーとよばれる特殊な樹脂製ドライバーが必要です。

普通の金属製ドライバーでは金属も部品の一部とみなされ正確に調整できません。5本セット500円ぐらいの安い工具ですが、ホームセンターなどでは入手できませんので通販でホーザン製のものを入手します。

グラフィックソフトのMac DrawなどでShiftキーを押しながら理論上の正方形を作図し、ものさしで画面実寸上のタテよこが同じになるように調整すると確実です。

なお、デスクトップの左端の位置(つまり有効表示の開始左端位置)の調整はこのタテよこ調整ではできません。また画面がななめに傾いている場合もブラウン管の付け根にある偏向ヨークのセンタリング・リングで調整します。(詳細は各機種の「Service Sources」PDFをダウンロードして確認してください)

四角形のゆがみや、いびつな変形は偏向ヨークの枠にある数本のプラスチックスポーク(Plastic Spokes)をねじて調整しますが、よほどの場合にしておかないと、作業に収拾がつかなくなります。

Repair Mac サイトの補助解説

Repair Mac は日本語で得られる貴重で偉大なSE/30修理ノウハウのサイトです。

      http://www.biwa.ne.jp/~shamada/fullmac/repair.html(リンク切れ)

参考にしている方も多いでしょうが、2003年までの内容で記述されていますので補足解説します。

2017.7現在リンク切れになっています。いずれ当店のオリジナル解説のページを起こします。

Repair Mac サイトの記述は「基板パターンは正常部品が故障している」という前提に立っていますが、製造後20年以上経過している現在では液もれした電解液での腐食による基板パターン断線の可能性が高くなっています。さきに「基板パターンの問題なのか部品の問題なのか」を判定しなければなりません。RepairMac で指摘されているのは部品故障の場合の症状」であり、実際の基板パターン断線で生じている症状と見た目は同じように見えても修理のアプローチがまったく異なります

その1.『シマシマック』傾向と対策

「シマシマック」の原因のひとつはC6、C7の電解コンデンサの容量抜けです。ところが製造後20年以上を経た現在では、すべての電解コンデンサが電解液もれあるいはその予備軍となっていますので、無条件にC1〜C13のすべての電解コンデンサを交換します。C2は12V、C11は5Vの電源供給ラインで横型(チューブラ型)電解が使われていますが、現在は生産されていないため立型電解コンデンサを使用します。

コンデンサの耐熱についてですが、PentiumやPowerPCが使われるようになってからCPUまわりの排熱が問題になり、修理時には105℃のものを使うのがお約束のようになっています。しかしそれ以前のCPUの時代は機内温度あまり高くないことから、SE/30でもともと使われているのと同じ85℃対応の電解コンデンサでもまったく問題はありません。ただ、電解コンデンサ比較的寿命が短く定期的な交換が要求される点から、一般論として長寿命に設計されてい105℃対応のものを使うのが有利といえます。

ソニーのサウンドICのプルアップ抵抗は1kΩの記載がありますが1kΩから10kΩ程度の範囲なら適当でけっこうです。

このほかシマシマックはROMSIMMの不良、メモリの挿し込み不良、UK11、UK12、UI12の不良などでも発生します。

その2.『真っ黒なモニタの真ん中に縦1本の輝線』

C15 (3.9 uF, 35 V、セ氏85度、高周波 (HF)の無極性 (NP)電解コンデンサ)ですが、この「高周波」「高リプル」「無極性」の3条件を満たす電解コンデンサは現在どのメーカーも製造していません。また電解コンデンサは経年で自然と「容量抜け」しますので何十年も前に製造された在庫品を入手したとしても(性能的に)あやしいものです。1991年製SE/30 ではこのコンデンサがELEC.CONEPTS社製フィルムコンデンサ5MC- 9931K (3.9 uF, 100V)になっています。(2012.10.4記事追加)

本文中に耐圧を100Vのものにとありますが、高周波用電解コンデンサでそんな高電圧のものはありません。無極性で耐圧が合っていればあればいいということでもありません。単純な直流電源回路に使うのではなく交流分を含むCRTの偏向ヨークの出力用ですので、きちんとそういう用途に設計されたコンデンサを選択します。代替品としては無極性のメタライズドポリエステルフィルムコンデンサの中から「高周波」「高リプル」を特長にもつ日通工のMDLシリーズ 35V 4.7uF (15KHz時許容約1.8A)を使いますが、これでもなかなか入手はたいへんです

その5.起動してもしなくても『モニタ真っ暗』

ロジックボード側の基板パターン切れでもこの症状が出ますので先にアナログボードの問題なのかロジックボードの問題なのかを切り分けます。また電源ユニットが不良でDC12Vがちゃんと出ていない場合にも真っ暗なままになります。

  【ロジックボード側の場合

    UF8、UG8(いずれも74LS393)の足パターン切れ、または74LS393そのものの故障。

  【アナログボード側の場合

    CR2についてはGI854 (600V, 3A)、MR824 (600V, 5A)、MR856 (600V, 5A) が代替品です。

    CR5については1N4937 (600V, 1A) が代替品です。

    R22(抵抗):470Kオームは1/2Wと記載がありますが回路図上も実物も1/4Wです。

その6.『真っ黒なモニタの真ん中に横1本の輝線』

ロジックボード側の基板パターン切れでもこの症状が出ますので先にアナログボードの問題なのかロジックボードの問題なのかを切り分けます。

その9.モニタは明るくなるが、矢印が現れず起動しない

ロジックボード内の基板パターン切れでもこの症状が出ます。ネットワークフィルタ(Bourns 4120R-601-250/201)は部品の性質上、そう簡単に故障するとは考えにくいのでまずは基板パターン切れのほうから確認するほうが効率的です。取り外す場合はハンダ吸い取り線を使いますがけっこうてごわいですので、基板パターン切れの追求に一通り行き詰まった時点で新品あるいは中古のBourns 4120Rに取り替えて部品故障を確認するのがタイミング的には一番無駄がない検証手順です。

その10.矢印は出るが、スマイルマックが現れず起動しない

ロジックボード内の基板パターン切れでもこの症状が出ます。NCR 53C80(またはAMD製 AM53C80)もSE/30と外付けHDDドライブの電源を入れたままSCSIコネクタを抜き差しするなどの動作をしない限り簡単には故障しません。まずは53C80周辺のパターン切れを疑います。

その12.モニタが明る過ぎて、横方向に走る多数の輝線が見える

(4)やっぱりダメな時は、Q1 (2N 3904、NPNトランジスタ)とありますがこのQ1は2N4401の記述間違いです。

SE/30 の回路図の提供について

これまでネット上では公開されていたSE/30のGIF画像の回路図が一部をのぞきリンク切れになっています。

Apple のほうから著作権等に関してなんらかの警告が行われた可能性も考えられますので、当店でも当初、Illustrator で書き直したものを公開予定でしたが中止することにしました。

ロジックボードの回路を追うにはやはり精密な大判図面が楽ちんなんですが...。

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