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2017.7.28 最終確認

 Power Mac G5 (Late2005)の分解方法のコツ
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Power Mac G5の中でも最終モデルのLate2005 (A1177,M9590J/A,M9591J/A,M9592J/A)の分解方法には、それ以前の2003-Early2005モデルにはないコツが必要です。

Power Mac G5の一般的な分解方法については多くのサイトが懇切丁寧に教えてくれますのでそちらを参照ください。当サイトでは絶対に破損ミスが許されないかたのためにピンポイントで注意点とコツを紹介します。

 最初の難関 PCI Express グラフィックボードが抜けない(フック解除レバー)

Late2005 モデルだけはほかのPowerMacG5と違っていてバス規格がPCIではなくPCI Express(PCIeともPCI-Eとも表記スロットになっていて、Late2005 モデルのPCIeスロットには、x16(16レーンと読みます)、x8、x4のタイプが搭載されています。(Windows機ではx16、x1、それに従来のPCIの3スロット採用のマザーボードが多い)

レーン数が大きければより高速データ転送が可能なため、一般的にx16用スロットグラフィックボードの定位置となります。x1タイプのUSB3.0増設カードを入手した場合は、x1スロットでなくてもx16やx8など空いているスロットに挿せば使えます。(ただPCIe規格は規格そのものが頻繁に更新されているので要注意です)

一番長いx16スロットの終端付近には、確実にボード類を装着し抜け止めのための樹脂製の丸いフックがついています。このフックは指で解除レバーをはね上げることで解除することができます。(指を離してしまうと弾性により勝手に解除レバーは元位置に戻ろうとするので、脱着時は指で押さえたままにします。)

ほとんどのPCIe x16用グラフィックボードの基板端子部分はこのフックにあわせた切り込み形状となっているので、このフックを解除しない限り取りはずしも装着もできません。(PCの背面パネル側のPCIe ボード固定ネジをはずしただけではx16スロットのボードの脱着は不可)

Late2005モデルでも特に放熱器の全長が長いGeForce 7800GT グラフィックボードなどでは、そのフックの解除レバーが放熱器に隠れて見えません。下の右側の写真で、だいだいの位置感覚をつかんでください。

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GeForce 7800GT の左1/3を占める緑の基板部分は、単なるサイズ合わせのための「はかま」

赤枠部分が解除レバー。これを持ち上げると黄色い枠内にあるまるポチのフックがはずれる

 くせ者 「G5 」 CPUシールドカバーがスライドできない(隠し保証ピン)

Power Mac G5 では機体内部でユーザーが触ってもいいのは、HDD、光学ドライブ、メモリ、グラフィックボード、内部バックアップバッテリ、前面ファン部だけ。つまりCPU、ロジックボード、電源ユニットについてはAppleの保守契約の根幹となる部分なので、CPUから先は簡単には進めないように細工がしてあります。それがユーザーが「G5」カバー(CPU shield)をスライドして開けることができないように、その上部にある仕切り板(the dtop devider shield)から「G5」カバーに貫通させてあるプラスチック製のピンです。

SE/30などのアナログボード裏面を前面おおう白い絶縁シートを基板に固定するときに使う黒いピンと同じ仕組みです。G5ではそのオス側の頭部を除去しているので時計ドライバーやラジオペンチ等で抜き取ることができません。(Apple側でこのカバーがはずされたことで保証を無効にするための意図なのでしょう)

このピンのはずしかたは多くのサイト、YouTubeなどでは省略されています。たぶん前の所有者などが強引に破損しながらはずしたり、ピンを再装着していない機体だったりするからでしょうが、完璧に傷つけずにはずし再装着しなければいけない場合もあると思いますので以下に解説します。

ちなみに、1.0mmぐらいのドリル刃でオスピンの中心に穴をあけ、+のナベネジをねじこみそのまま引き抜く方法も使えると思います。

 

注意

「G5」カバーはPower Mac G5の象徴・シンボルです。柔らかい金属なので曲がりやすいとに十分気をつけます。作業中に傷つかないよう紙で表面を覆ったり、工具を併用するときは無理な力を入れないようまたドライバーの先端等の「逃げ先」を事前によく確認しておきます。

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この「G5」(CPU shield)カバーがはずせない限り、CPUも電源ユニット交換もできない

2.前面ファン部を引き出します

どうしても取れなければニッパーで切り取るか、穴をあけて木ネジをねじ込んでそのまま引き抜く方法もありですが。

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1.前面ファン部を手前に引き出します

2.「G5」カバーの右下1cmの部分と、右側の後面ファン部のグレーの樹脂フレームとの間に、傷がつかないよう、少し厚めの紙をV字に折ったものを当てて時計(ー)ドライバを差し込み、「G5」カバーの下端を少し指の先端がかかるぐらい手前にこじり出します

3.手前にこじり出すときに左手の指の先端をそのすきまにこじ入れながら手前に5mmほど引き出し、右手の指で「G5」カバーの右下端を持ち替え、左方向にやや力を入れながら手前に引いて右下端をはずします

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4.左手の指で「G5」カバーの左下端を持ち、両手で「G5」カバーを(向こう側へ押し付けるような気持ちで)ふすまを開けるように左方向に少し力を入れつつそのまま「G5」カバーの両下端を手前に引くと固いですがなんとか両下端のフックがはずれます

5.本体を寝かせます。「G5」カバーの下端を少し持ち上げます

6.ピンのロック状況が見えます

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7.拡大したところ。中心部のオスピン部分がターゲットです

8.オスピンを内側から(通常の機体でいうと底から天板方向に)細丸ヤスリや千枚通しなどのような先がすべらない工具で押し抜きます

9.オスがはずれかけるので上側から引き抜きます

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10.オスが抜ければメスも取りはずせます

 まだまだ難儀なCPUユニット(ロングな六角ドライバが必要)

YouTube などではCPUユニットをはずす瞬間はあまり公開されていません。中にはロジックボードのCPUソケットを壊しながらはずしている動画もあります。CPUユニットとロジックボードではどちらが中古入手価格が高いかといえば「CPUユニット」です。海外調達でもロジックボードのほうが送料が安く上がります。

とはいえ、調達には時間がかかりますので、なるべく失敗しないよう注意が必要です。

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写真では見づらいですがこのCPUは冷却用ラジエーターのポンプが1個の「Single」タイプでした

ロングの六角ドライのバが必要です。一般的な6.35mmラチェットハンドルに、150mm、対辺4.0mmのロングビットを装着して奥のネジをはずします。150mm、対辺3.0mmタイプも必要になるかもしれません。

今回は電源ユニット交換まではやらなかったので、CPUユニットははずしませんでした。(Late2005のDual Coreタイプでは150mm、対辺3.0mmタイプも必要になりましたので、Quad Coreでも必要になるかもしれません。)

PowerMacG5のCPUユニットはラジエーターの液が漏れて、ロジックボードと直下にある電源ユニットがまとめてダメになることもあるそうで、液もれの心配のない「空冷式CPU」に交換してくれるサービスを実施してくれるMac専門の修理業者さんがあります。故障等でCPUを交換するときは、長期使用を考えると空冷式への変更も検討に値すると思います。

 最上クラスのGeFoece 7800GT を分解掃除する

カーネルパニックの出る場合は Apple Hardware Test (AHD) で初期確認

カーネルパニックが出る場合、Install Disk 1に入っているApple Hardware Test (AHD)を実行してみましょう。Install Disk 1をセットし、Optionキーを押しながら電源を入れると起動OSの選択画面にAHDが検出されますので、それをマウスクリックすればApple Hardware Test の画面になります。

詳細なテストではメモリ12GB仕様では7時間近くかかりました。

 

AHDで問題が検出されない場合

カーネルパニックはiMacG5ではロジックボード上のグラフィックチップまわりの問題(チップはがれ)の場合がほとんどですが、ロジックボード上にグラフィック処理部分を持たないPower Mac G5 では、Apple Hardware Testが順調に終了しない場合は、メモリかグラフィックボード(PCIe)のいずれかが犯人であると考えていいと思います。

グラフィックボード(PCIe)の故障原因としては、GPUチップの故障、冷却ファンの故障などが考えられますが、iMacG5などでもよくある通気経路(本体底面の吸気口など)にたまった「フェルト状態」の分厚いホコリ排熱がさえぎられていることがあります。

GeFoece 7800GT グラフィックボードを分解清掃してみました。(もしこれで解決すれば拾い物

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1.まずグラボをはずします

2.冷却ファンをはずします。再装着の場合はCPUグリスを拭き取ってから塗布します

3.冷却ファンの型番です

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4.樹脂カバーをはずすとホコリで空気がシャットアウトされていました

5.そうじ機でホコリを除去します

6.放熱器のスリット内にホコリが詰まっているかどうかは、樹脂カバーを装着したままでも向こう側からLED照明を当てればわかります

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