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2019.12.27 最終確認

CD-ROMドライブを確保する

漢字Talk7.5のインストールにはCD-ROMドライブが必須です。

CD-ROMドライブを内蔵していないOldMacやPowerbook Duoシリーズで、漢字Talkをインストールする手段として、本サイトではLocalTalkなどのLAN経由のファイル共有を利用する方法を紹介していますが、Windows機やOSX機からCD−Rでダウンロードファイルを受け渡してもらうためにも、CD-ROMドライブがあるにこしたことはありません。

OldMacで使える光学ドライブは以下の通りです。

 (1)Apple純正の外付けCD-ROMドライブ(SCSI)

 (2)サード製(非純正)の外付け光学ドライブ(SCSI)

 (3)Windows機用の内蔵光学ドライブ(ATAPI仕様、40ピン)とIDE-SCSI変換基板でSCSI接続

 

本ページでは(2)と(3)について解説します。

本ページでは(1)を解説しませんが、純正CD-ROMドライブの唯一のメリットは、Macの電源投入後キーボードの「Cキー」を押し続ければ、CD-ROMドライブから起動できることです。

特別なApple純正ドライバーで非純正CD-ROMドライブを使う  漢字Talk6/漢字Talk7-7.5.5

機能拡張 Apple CD-ROM J1-5.3.1を使う

マウス、キーボード、ローカルトークケーブル以外のサード製のハードウェアを使う場合には、基本的に「Mac用のドライバー」が必要です。

ところが元々Windows対応のみで、Mac用のドライバーそのものが提供されていなかったり、中古入手のため今となってはドライバーが入手できなかったりして使うことができないケースがあります。

当サイトでは、サード製CD-ROMドライブをMac用ドライバーなしで使うための「機能拡張 Apple CD-ROM 」ファイルのResEditでの書き換えを紹介してきましたが、Powerbook1400に付属するMacOS7.6の機能拡張ファイル「 Apple CD-ROM J1-5.3.1」を使えば、そのまま漢字Talk7.1-7.5.5でサード製CD-ROMドライブが使えることが確認できました。(ただし音楽CDやフォトCDなどには対応しない場合があるとの記述も見られます)

      【参考サイト】

        The Mac Driver Museum A Collection of Orphaned Drivers for all Macs

           http://www.3rz.org/mirrors/macdrivermuseum/disk.shtml

             本件については一番有名な英文サイトのようです。)

 

        ■あやしい研究所■研究報告 Apple CD-ROM ドライバの秘密

           http://www.zone0.net/jp/ayasylab/applecd01.html

 

        内蔵CD-ROMの交換

           http://www.wind.sannet.ne.jp/penpen/pm4400/cdr.html

             詳細なレポートですので、参考になる情報がたくさんあります。)

【当店での検証結果】

       「Apple CD-ROM J1-5.3.1」は非純正CD-ROM ドライブが使える

当店の検証では、「Apple CD-ROM J1-5.3.1(94KB)を漢字Talk7.5.3、および 7.5.5内にある「Apple CD-ROM J1-5.1.7」(62KB)と入れ替えて、デスクトップ起動後に日本ビクター製XR-S240(CD-RW、漢字Talk7.5.3以降対応モデル)、およびバッファロー製CDS-10(CD-ROM、Windows専用モデル)にCDを挿入したところちゃんと認識&マウントされました。

一方、それより新しいドライバ「Apple CD-ROM J1-5.3.2」ではCDディスクはマウントされませんでした

 

「Apple CD-ROM J1-5.3.1」は漢字Talk7.5〜7.5.5だけではなく、後述のように標準でApple CD-ROM J1-3.1(31KB)が入っている漢字Talk7.1System 7.0.1 にも利用できます。 

  (当店ではファイル共有やインストールでの運用に関してのみの検証です。音楽CDなどの利用に関してはやっておりません)

 

漢字Talk6.0.7でも「Apple CD-ROM J1-5.3.1」は一部使える

Apple CD-ROM J1-5.3.1を組み込んだ漢字Talk6.0.7の起動用フロッピーで起動すると、漢字Talk7」(7.1J)のインストールCDだけは、非純正のCD-ROMドライブであっても認識・マウントできます。(漢字Talk6.0.4の起動用フロッピーでも同じです)

ただし、それ以外の漢字Talk7.5のインストールCDやMac標準フォーマットのデータCDでは、デスクトップファイルを作成することができずまったく使用できません。次項で、再度詳細を記述します。(これは、フロッピー起動だけでなく、HDDからの漢字Talk6.0.7起動の場合でも同様です)
 

なお、漢字Talk6.0.7で起動しても、漢字Talk7のインストールCD内のインストーラを実行することができません。

 → では、何の役に立つのか?

    (たしかにあまり直接的には役に立ちませんが)

    漢字Talk7.1までしかインストールできない68000機(512K、Plus、SE、Classic、PB100)の場合に、CD-ROM J1-5.3.1入り漢字Talk6.0.7で

   「漢字Talk7」インストールCDがマウントできることを知っていれば、あとは外付けハードディスクの併用で内蔵HDDに新規インストール

    することができます。

      (漢字talk6.0.4の2DDシステムディスクだと69KB空きがあり、AppleHDSCSetupの84KBを捨てれば、Apple CD-ROM J1-5.3.1が入ります)

    漢字Talk7.1さえインストールできれば、あとは非純正CD-ROMドライブをApple純正と同じように、扱うことができます(「Cキー起動」を除く)。

 

 * *     

「漢字Talk7 CD-ROM 」インストールのための起動用フロッピーの作り方

   漢字Talk7.1〜7.5.3をCDインストールするための、純正&非純正CD-ROMドライブが使える起動専用のフロッピーの作り方です。

   漢字Talk7.1 または System 7.0.1 の「ディスクツール (Disk tools)フロッピーを元にします。 

   漢字Talk 7.1用の「CD-ROM起動フロッピー」は空き容量が12KBしかないので使えません。

   また漢字Talk 6 / System 6 システムフロッピーでOS起動しても漢字Talk 7のインストーラーが動作しないのでこれも不可です

   作り方は以下の手順です。
 

       漢字Talk7.1版 空き容量42KB)の起動用FDの作成手順 

        (1)Disk First Aid(47KB) 、Systen Enabler (12KB)を捨てる

        (2)機能拡張(Extension)フォルダに「Apple CD-ROM J1-5.3.1」(94KB)を入れる

 

       System 7.0.1版空き容量44KB)の起動用FDの作成手順

        (1)Apple HD SC Setup(99KB)を捨てる

        (2)Extensionフォルダに「Apple CD-ROM J1-5.3.1」(94KB)を入れる

 

これでフロッピー起動して、純正または非純正CD-ROMドライブにインストールCDをセットすればOSインストールの準備完了です。

 

   注意事項

   (1)事前にHDDは2GBパーティションにフォーマットしておいてください

      一番簡単な方法は、漢字Talk6/System6のフロッピーで起動して、フォーマッタのフロッピーに入れ替えます。フォーマッタはLido.7.56または

      次項に示すResEdit でリソースを書き換えした「Apple HD SC Setup 7.3.5改」などが使えます。漢字Talk6/System6のフロッピーは起動さえで

      きればいいので、ディスクユーティリティなどに付属しているような簡略なもので十分です。

        ただし、その本体が対応している漢字Talk 6 /System 6 のバージョンでなければなりません)

      また、別のCDドライブ付きSCSI-Mac機でフォーマットの部分だけを処理する方法もあります。       

   (2)この方法による漢字Talk7.5〜7.5.3のOSインストールでは、漢字Talk7.1/System7.0の起動FDで起動するため2GBを超えるパーティションは

      不可です。

   (3)System 7.0.1版起動FDでの漢字Talk インストール作業も可能ですが、当然作業中は日本語文字化け画面のままで進行します

   (4)参考までに、「漢字Talk 7.5.5アップデートはCDではなく3枚のフロッピーベースでのインストールです。

   (5)漢字Talk7.1/System 7.0で System Enablerを使用しないCD-ROM非搭載のMacは以下の通りで、上述の方法でちゃんとうまくいくはずです。

           Macintosh 128K、512K、PlusSESE/30ClassicClassic II、LC、LC II、    

           Macintosh II IIx,IIcxIIsiIIciIIfx

           Macintosh PowerBook 100140145170

           Macintosh Quadra 700900950

      上記以外のMacのうち、発売時に7.5以上のバージョンだった機種は上述の方法は使えません。7.1の場合でも、System Enablerのサイズが大き

      くて1.4MB1枚に収まりきらない場合は、ResEditなどでHelp関係やAlert関連、PICT関連などのリソースを削ってみてください。

        System Enabler 一覧

           Macintosh System Enablers for OS 7.1 to 7.5.5: Current Versions and Change History

           http://www.savagetaylor.com/2015/11/23/macintosh-system-enablers-for-os-7-1-to-7-5-5-current-versions-and-change-history/

 

ただし、非純正CD-ROM ドライブからは起動できないので注意

「特定キーによるCD起動」は不可

漢字TalkやMacOSのインストールCDを使って、「Cキーを押したまま」「Option + Command + shift + deleteキーを押したまま」でCD-ROMドライブから起動できるのは、Apple純正の光学ドライブに限られます。

純正のCD-ROMや DVDドライブにはApple仕様の起動プログラムが書き込まれていて、電源投入時にキーボードからのキー入力によって、CD/DVDをマウントしてCD/DVD内の起動システムフォルダからMacが起動されるようになっています。

このためサード製(非純正)の光学ドライブに漢字TalkやMacOSのインストールCDをセットしても、Macはフロッピーまたはハードディスクからしか起動できません

つまり、非純正CD-ROMドライブを使って、漢字TalkやMacOSがまったく入っていない空のハードディスクに、漢字Talk7.1(System7.0)以降を新規インストールするためには、事前にCD-ROMドライバー(ドライブ付属のドライバー。Apple CD-ROM5.3.1Jでも可)を機能拡張フォルダに組み込んだ漢字Talk7.1(System7.0)以降用の起動フロッピーを作成しておかなければなりません。

ディスクツール(Disk tools)フロッピーなどの機能拡張フォルダにに、ドライブ付属のドライバーまたはApple CD-ROM5.3.1Jをドラッグコピーして作りますが、容量不足になる場合は、日本語用のフォントアイコンなどを捨てて文字化け状態でやるしかありません。

「Apple CD-ROM J1-5.3.1」で非純正CD-ROMドライブを使用時の漢字Talk6の問題点

「Apple CD-ROM J1-5.3.1」で動作することを確認したサード製SCSIドライブ

     日本ビクター製XR-S240(CD-RW) (普通の外付けタイプ。漢字Talk7.5.3以降対応モデル)

     バッファロー製CDS-10(CD-ROM) (普通の外付けタイプ。Windows機のみ対応モデル)

     加賀電子製IPD-400PM (CD-ROM/CDプレーヤー

         IPD-400や、東芝や富士通にもOEM供給されていたようです。Powerbook5300用のSCSIケーブル付属のモデルが出荷されていた模様。

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単三電池6個で動くCDプレーヤーにもなる

ハーフ・50ピンタイプ。

DCジャックはEIAJタイプ4形式なので、VAIO、富士通、パナソニックなどのPC用ACアダプタ(EIAJ5)は使えません。

専用アダプタUJDCD450PS3はセンター+の、DC13V0.7Aですが、DC12Vでも問題なく使えました。

「Apple CD-ROM J1-5.3.1」入りの漢字Talk7.1システム起動で使用した結果

3機種とも、「漢字Talk7(7.1)」「漢字Talk7.5(7.5.3)」「MacOS8」「MacOS9.2.1」の各インストールCD、および「Mac標準フォーマットで作成したデータCD」(いずれもCD−R)を任意に出し入れ、マウントできました。

日本ビクター製XR-S240バッファロー製CDS-10については、「特定キーによるCD起動」を除けばまったくApple純正と同様に使えます

加賀電子製IPD-400PM については、入手したドライブだけの問題なのか、CDドライブに電源を入れる前にCDディスクをセットしておかないと、HDD起動したあとCD-ROMが認識されません。また、CDディスクが認識されたあと、CDアイコンをゴミ箱に入れて取出すことができませんでした。(結局、システム終了して取出しました。)

IPD-400PM はPowerbook5300対応セットがある機種なので、この不具合はこの機体だけのことかもしれませんが、責任を負いません。

「拡張HFSフォーマットで作成したCDデータ」については、漢字Talk7.5.5まではOS自体が拡張HFSフォーマットに対応していないので、CDデータは読み込む途中で「このディスクはMacintoshのシステムソフトウェアではサポートしていない新しいフォーマットを使用しています。(取出し)or (初期化)」のエラー表示となります。

「Apple CD-ROM J1-5.3.1」入りの漢字Talk6.0.7システム起動で使用した結果

日本ビクター製XR-S240バッファロー製CDS-10加賀電子製IPD-400PM の3機種とも、

    「漢字Talk7(7.1)」

    「漢字Talk7.5(7.5.3)」

    「MacOS8」

    「MacOS9.2.1」

の各インストールCD、および「Mac標準フォーマットで作成したデータCD」の5種類のCD-Rディスクのうち「漢字Talk7(7.1)」インストールCDだけがマウントできました。

加賀電子製IPD-400PM は漢字Talk7.1システム起動時の場合と同じで、「電源を入れる前のディスクセットが必要」「取出しできない」の不具合がありました。)

「漢字Talk7」以外のディスクは、セットしようとすると、「このディスク"(ディスク名)"のロックを解除してやり直してください。デスクトップが作成されませんでした。(OK)」のエラーとなって、OKボタンで排出されました。

拡張HFSフォーマットで作成したCDデータ」については、「Macintoshのディスクではありません。イニシャライズしますか。」のエラーメッセージとなります。

 

漢字Talk6でのCD-ROMドライブの運用は、なかなか一筋縄ではいかないようです。

漢字Talk 6 / System 6

せめてApple純正CD-ROMドライブだけでも漢字Talk6でまともにデータCD−Rが使えないものでしょうか?

内蔵用のApple純正ドライブもあり、テスト環境はあるのですが、残念ながら時間に余裕がなく当店では未検証です。

一方、ネット上にはこのような非純正CD-ROMドライブに汎用ドライバーを入れるような情報があります。

 

  No-Cost CD-ROM Drivers for Non-Apple Drives    

     http://chrislawson.net/writing/macdaniel/2k1130cl.shtml

 

  Macintosh 用の汎用 CD-ROM Driver

     http://www.vector.co.jp/soft/dl/mac/hardware/se036169.html

 

なんとこの「CD Sunrise 2.2c」は日本製で、1994年におもにソニー製と東芝製ドライブ使用したモデルをターゲットに作成されたようです。

 (上記ベクターでダウンロードしたファイルを解凍するにはStuffit Expander が必要です

 

当店ではSystem 6.0.4 のシステムフォルダに入れて起動してみましたが、CDをマウントするタイミングで、

 ”  Please unlock the disk "(CDボリューム名)" and try again.  The desktop file couldn't be created. "

(日本語訳)「このディスク"(ディスク名)"のロックを解除してやり直してください。デスクトップが作成されませんでした。(OK)」

と表示され、結局、マウントできませんでした

   ↑ 前項でApple CD-ROM J1-5.3.1を使って非純正CD-ROMで「漢字Talk7」インストールCD以外のディスクをセットした場合と同じ

 

(記録があいまいですが、たぶんビクター製CD-RWで試験したと思います)


【お知らせ】(2019.9.16)

以降のIDE-SCSI 変換の記事、上記の「Apple CD-ROM J1-5.3.1」の情報を覚知する以前に記述したもので、古いApple CD-ROM J1-3.1またはApple CD-ROM J1-5.1.7バージョンにもとづく内容となっています。

あらためて再試験は行いませんが、本項での不具合点の一部は、前項のWindows用のSCSI仕様の光学ドライブと同じ状況になるのではないかと予想します。

Windows用のATAPI仕様の光学ドライブを転用する  〜 IDE-SCSI 変換

IDE-SCSI変換基板を利用してATAPI(IDE=PATA)仕様の光学ドライブをOldMacで使う

Windowsの世界ではVistaの登場とともにハードディスクが一斉にSATA仕様に変わりましたが、それでも光学ドライブはATAPI(IDE)を採用したものがWindows7の時代まで存在しました。そのため、いまでもATAPIタイプの光学ドライブは入手が比較的容易です。

それらのCDでの読み込み速度は、現在の「技術的な上限といわれる52倍速」の前後であり、等倍速や2倍速のApple純正のCD-ROMドライブで漢字Talkをインストールしたあの頃に比べれば、まさにリニアモーターカー並みです。

もちろんOldMac機の5MB/SのSCSIインターフェースで使うと速度はいくぶん落ちますが、いまどきのATAPIタイプの光学ドライブがIDE-SCSI変換基板で使えるとなれば、SCSI仕様の光学ドライブの確保の問題は解決します。

サードパーティ製SCSI光学ドライブの利用に関しては

【当サイト内関連ページ】

  非純正のHDDとCD-ROMドライブを使うためのResEdit に関する情報

 Macに使える ACARD社のSCSIDEブリッジ製品
PQIPE33

「SCSIDEブリッジ」は「SCSI to IDE Bridge」の略で、IDE(ATA,ATAPI)およびSATAデバイスを、SCSI(標準SCSIからUltra320まで)に変換するACARD社の製品群です。

同社現行モデルの中でMacに関連するSCSI仕様の製品は以下の3種類です。

5MB/SのSCSI規格のSE/30では、AEC-7720UまたはAEC-7720UWで十分であり、コネクタ形状もAEC-7720Uならそのまま内蔵SCSIの50ピンフラットケーブルに接続できます。

ドライバーソフトも、SCSI-ID以外には特段の設定の必要もなく、簡単に使えます。

ACARD製 AEC-7722

IDE側コネクタ

SCSI側コネクタ

HDD接続

ATAPI接続

AEC-7720U

40ピンIDE

50ピンSCSI

ATA33 20MB/S

AEC-7720UW

40ピンIDE

68ピンSCSI

ATA66 40MB/S

AEC-7722

40ピンIDE

68ピンSCSI

×

ATA66 80MB/S

 ブリッジ試験(1)ATAPI専用の AEC-7722 を使う

AEC-7722でのSCSI変換は甘くなかった

FDDのみでHDDなし状態のSE/30の内部SCSIポートに、AEC-7722を装着したCDドライブ(ATAPIタイプ・SAMSUNG製SC-148)を接続し、漢字TalkインストールCDで起動してみました。

本来なら「漢字Talk7が起動ボリュームとしてマウントされ、ACARD社の製品サイトの説明の通り、簡単にSCSI接続CDドライブに変身しました、チャンチャン。」...と予想していたのですが、ほかのMacならいざ知らず、SE/30においてはここからが数日間の苦闘の始まりでした。

出てきた問題点

SCSI接続の通常の流れである「外部機器からさきに電源を入れ、最後にMacの電源を投入し、起動後に任意のCDを挿入してマウント」に沿って、実際に任意のCDディスクを使おうとすると以下の現象が出ました。

  (1)CDドライブにディスクなし(CD電源はON)の状態でHDDから起動しても、あとから挿入したCDがマウントされない。

  (2)CDドライブに(ブート可でない)通常のディスクをセットしてから、

       CD電源ON → SE/30電源ON の順で起動してもINIT読み込みのSCSI Probe-NTの段階で、考え込んだままの無限ループに入る。

 

(2)において、SCSI Probe-NTをはずせば「HDDから起動はするが、あとから挿入したCDは認識せず」といった状況...

このあと、のべ3日間の試行錯誤の末、

  「CDから起動する」

  「普通のCDをふつうに使う」

を可能にする条件を特定するのに時間がかかったものの、なんとかCDのマウントに成功しました

おそらく漢字Talk7.1内の機能拡張「Apple CD-ROM」を利用していることで、なんらかの制約がかかっていることが考えられます。(バージョンの問題か?)

ToastNoRecorder

CD-ROMドライブ(SAMUSUNG製SC-148)のほか、スーパーマルチDVDドライブ(日立製GSA-4167B)でも動作することを確認済みです。

「 CDドライブ内にブート可能なCD-ROMがセットされた状態でSE/30を起動すればOK 」

これが結論ですが、ケースごとに区分して書くと以下のようになります。

   OSインストールなどCD起動が必要な場合

    1. SCSI IDを例外的に0に設定して起動すればCD起動できます。(このときID=0 の内蔵HDDは使用できません)

    2. SCSI ID=0以外なら、”C”キーを押しながら起動すればCD起動できます。

      (漢字Talk CD-ROMでHDDを初期化できない場合は、別途フロッピーベースで使えるフォーマッタソフトが必要です)

 

   HDD起動で、一般のアプリCDや音楽CDを利用する場合

    1. SE/30の電源をONする前に必ず起動可能なCDディスクをCDドライブ内に格納します。HDD起動したら任意CDディスクに交換できます)

     SE/30電源ON後にあわててCDディスクをローディングしてもダメです。

    2. SCSI 機器の電源投入の基本を守ります。(外付け機器 →SE/30の順)

 

これでCDディスクが使えます。

当結論については、「ResEdit を使って非純正のHDDとCD-ROMドライブを使う」 などでApple純正CD-ROMと同様の使い方ができるかもしれません。

CD起動もHDD起動からのCDマウントもうまくいかない場合

SE/30本体のリセットボタンでの再起動かまたは電源OFF状態からHDD起動してその直後の「PRAMのクリア」(option + command + P + R )でさらにもう一度再起動します。(SE/30に関する本サイトの記載事項はすべて、PRAMをクリアした状態で確認しているものです)

ACARD製品に関する本サイトの記事中の記載事項につきましては、SE/30においてのみ確認した内容ですので、他ほかのMac製品、Windows製品には該当しない可能性があります。

 追加試験1:どうせならスーパーマルチDVDドライブでCD-Rライティングできないか!?

Windows用のスーパーマルチDVDドライブ(日立GSA-4167B=バッファローDVSM-516FB/B)が手元にあったので、このCD-R書き込み機能が利用できないか調べてみました。

ライティングソフトはこちらからToast3.5.7を入手してToast CD readerを機能拡張フォルダに入れてSE/30をHDD起動。

ToastNoRecorder1

結果は、Toasが起動した時点で、「Recorderbleなドライブが存在しない」というメッセージが返ってきて、ここでおしまい。 残念! しかしながら、「ResEdit を使って非純正のHDDとCD-ROMドライブを使う」 などの情報を駆使すればなんとかなるのではないか、いつか再挑戦です。

 追加試験2:ATAPI専用のAEC-7722にハードディスクはつなげるか? 

現在のACARD社のSCSIDEブリッジ製品は、電気的特性のうえから明確に「ATAPI専用」と「ハードディスク専用」が区別されていて、AEC-7722はカタログではATAPI専用になっています。

また、AEC-7720UとAEC-7720UWもカタログ上は用途が区別されているのですが、両モデルとも実物のパッケージや取扱説明書ではどちらにも使えると記載されています。実際に7720では両モデルとも「ATAPI」でも「ハードディスク」でも使用できました。

それなら「本当にAEC-7722ではハードディスク接続はできないのか?」ということで、実際にIDE仕様の2GBHDD(PBG3 Wallstreet純正)を装着してみました。

ToastNoRecorder1a ToastNoRecorder1b ToastNoRecorder1d

SCSI Probe-NTではCD-ROM扱いでアイコンも非表示。

 ID=3 ACARD(AEC-7722カード)、ID=4 起動HDD

フォーマッタソフトでもACARD(ID=3)は、HDD(ID=4)とは異なるアイコンの種類で表示された。

左の画面のときに、ACARD(ID=3) をクリックしてもハードディスクではないので初期化設定画面に入れない。

ToastNoRecorder1c

B'sCrewでACARD(ID=3)を詳細情報表示すると、HDDを装着しているのに「リムーバブル」のCD-ROMデバイスとして認識されている。

結果はごらんの通りAEC-7722へハードディスクはつなげないでした。

実際にはハードディスクを装着しているのに、CD-ROMドライブとして認識されています。

AEC-7722 は完全に光学ドライブ専用製品です。

このあとAEC-7722でもAEC-7720UWと同様に、SanDisk製とPQI製のコンパクトフラッシュを使ったSSD化をテストしましたが、どちらも「リムーバブルなCD-ROM」として扱われてしまい、ここでAEC-7722での擬似SSD化を断念しました。

AEC-7720U/UWよりあとに発売されたAEC-7722などの同社上位SCSI対応の製品は、ハードディスク専用とATAPI(光学ドライブ)専用に、用途が明確に区別されています。

高価なパーツですので購入時には注意が必要です。

 ブリッジ試験(2)HDD/ATAPI 両対応のAEC-7720UWを使う
ToastNoRecorder2

CD-ROMドライブ(SAMUSUNG製SC-148)のほか、スーパーマルチDVDドライブ(日立製GSA-4167B)でも動作することを確認済みです。

AEC-7720UWでも、CD-ROMとスーパーマルチDVDドライブのSCSI化、コンパクトフラッシュによる擬似SSD化実験しました。

ここではCD-ROMドライブのSCSI化の部分を記述します。

AEC-7720UWの結果は、AEC-7722同じメーカーということもあり、小異はあれどほとんど同じでした。

「 CDドライブ内にブート可能なCD-ROMがセットされた状態でSE/30を起動すればOK 」

これが結論ですが、ケースごとに区分して書くと以下のようになります。

   OSインストールなどCD起動が必要な場合

    1. SCSI IDを例外的に0に設定して起動すればCD起動できます。(このときID=0 の内蔵HDDは使用できません)

       (HDDは自動マウントされないのでSCSI Probe-NTなどであとから手動マウントします

    2. SCSI ID=0以外なら、PRAMクリアでいったん再起動させてCDドライブが回転を始めたら、SE/30本体のリセットボタンを押してもう一度再起動。

     そのまま”C”キーを押していればCD起動できます。

      (HDDは自動マウントされないのでSCSI Probe-NTなどであとから手動マウントします

      (漢字Talk CD-ROMでHDDを初期化できない場合は、別途フロッピーベースで使えるフォーマッタソフトが必要です)

 

   HDD起動で、一般のアプリCDや音楽CDを利用する場合

    1. SE/30の電源をONする前に必ず起動可能なCDディスクをCDドライブ内に格納します。HDD起動したら任意CDディスクに交換できます)

     SE/30電源ON後にあわててCDディスクをローディングしてもダメです。

    2. SCSI 機器の電源投入の基本を守ります。(外付け機器 →SE/30の順)

 

これでCDディスクが使えます。

当結論については、「非純正のHDDとCD-ROMドライブを使うためのResEdit に関する情報」 などでApple純正CD-ROMと同様の使い方ができるかもしれません。

AEC-7720UWを使ったIDEハードディスクによるSCSIハードディスク化、さらにコンパクトフラッシュを使った擬似SSD化についてはこちらを参照ください。

【当サイト内関連ページ】

  ハードディスク IDE-SCSI変換 関連編

  希少化するIDEハードディスクを置き換える

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