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特記なきはすべて新品商品
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2020.9.11 最終確認

Macintosh IIci コンデンサ交換サービス
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いまでは信じられないぐらい高価だったIIci。デザイン会社ではこれに50万円を超えるビデオカードを装着して仕事をしていました。

電源ユニット直下の電解コンデンサとその液もれによって足が腐食している74HC132(2個)と74HC74 。電解コンデンサや周辺のダイオードなどの足も変色

横型電解コンデンサ除去後の取り付け穴はハンダゴてでは溶けないため、ピンバイスを使って0.8mmφの穴開け

起動不良にならないようにコンデンサ交換を

ここ何年かしまってあったIIciもひさびさに取り出して上部カバーをはずしてみると、電解コンデンサのほとんどが液もれし周囲のICを腐食しているはずです。いま正常に動作しているIIciでも、電源ユニット直下の電解コンデンサの劣化は「ちゃんと起動できるか」どうかに直結していますので、一刻も早く交換しましょう。

自分でコンデンサ交換にチャレンジしたものの、パターンをはがしてしまって作業を中断しているロジックボードも受付けします。

IIciコンデンサ交換  12,000 円
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当交換サービスは料金前払いです。

■ 長期わたって使用できるよう、電解コンデンサのフルセット15新品交換します。

使用する立型アルミ電解コンデンサは調達可能な限り105℃耐熱の長寿命5000時間タイプです。一部2000時間程度のものを使用場合があります)

 横型電解コンデンサ4個は現在生産されておりませんので立型で代用します。

■ PRAM内蔵電池を新品に交換します。

コンデンサ端子と次のパーツの端子間のパターンが切れている場合は無償にて接続します。

キャッシュスロットにキャッシュカードが装着されている場合、同カード上の表面実装電解コンデンサも無償交換します。

お預かりした時点で正常動作していない場合は、いったん保留とさせていただきます。

上の中央の写真のように、74HC132(2個)と74HC74 の腐食が激しい場合は新品交換も可能です。(別途有償)

本サービスは、電解コンデンサの交換によって何らかの不具合の修理をお約束するものではありません。

コンデンサ交換によってまったく症状の改善がみられない場合でも料金は返金いたしません

現在、Macintosh IIシリーズの「故障機の修理」は受け付けておりませんが、「コンデンサ交換」をご依頼いただいた場合にはほかの不具合箇所についての診断およびアドバイスを無償で実施します。その段階で修理が可能なものについては別途費用にて対応いたします。

Macintosh IIfx コンデンサ交換サービス

IIciとほぼ同様の内容で、表面実装タイプと横型の電解コンデンサを、すべて立型アルミ電解コンデンサに交換します。

また、74HC132(2個)と74HC74 の腐食が激しい場合は新品交換も可能です。(別途有償)

IIfxコンデンサ交換  12,000 円
IIci 用にATX電源を改造して使う
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IIciをはだかで起動する

     注意.IIciの筐体内にATX電源ユニットを組み込む改造ではありません。

Macintosh のなかでもIIci は、ドライバーでねじ1本をはずすだけで、すべてのユニットの分解組み立てが可能な構造になっているという点でも、特筆すべき優れた工業デザイン製品といっていいと思います。

それを象徴するのが、電源出力コネクタが筐体からリード線なしで直接出ていて、ロジックボードの電源コネクタに真上から直接挿し込む方式の電源ユニットです。

しかしそれゆえに、ロジックボードの動作を確認したいときに、電源ユニットの真下部分の回路には手が入らず、とくにキーボードのPower Keyのラッチ回路(保持回路)は調査することができません。

またこのような特殊な形状の電源ユニットが故障したとき(あるいは故障なのかどうかを判定したいとき)に、予備の電源ユニットが手元にあれば問題はありませんが、なくて急に中古入手といっても難しいタイミングの時があります。

多くのデスクトップMacのように、ピン配列を変え少し加工することで IIciもWindows用のATX電源ユニットを流用することが可能になります。

**

当サイトのSE/3のページでは、SE/30の電源ユニットの筐体内に小型のFlex-ATX電源ユニットをそのまま組み込みましたが、IIciの電源ユニットではサイズ的にこの方法では少し無理っぽいので、iMacG5などの場合と同じように、電源ユニットは外部に置いてケーブルコネクタでロジックボード上の電源コネクタまで送り届ける方法をとります。

まずは、オリジナル電源ユニットのピンアサインです。

IIci オリジナル電源のピンアサイン (ロジックボード側)

[NuBus側]

+5V Continuous

PS On/Off

-12V

GND

GND

10

9

8

7

6

5

4

3

2

1

GND

+5V

+5V

+5V

+12V

ATX電源使用時には「Power Key」や本体電源スイッチは使えない

オリジナル電源ユニットでは、キーボードの「Power Key」や本体電源スイッチが一瞬押されるとロジックボード上のラッチ(保持)回路の動作によって、Power Switch On信号がONのまま持続し、電源ユニットの9番ピン(Power Switch On/Off)に伝えられます。

オリジナル電源ユニットはこの「継続したPower Switch On信号」によって、Macのロジックボード側に電源を供給し続けます。

ラッチ回路のおかげで、Power Keyや本体電源スイッチを押してからすぐ手をはなしても、電源が入った状態が続きます。

 **

ATX電源ユニットも同様に、PCのマザーボード上のメインコネクタ16番ピン(Power on=緑色)がGNDに落ちることで電源ユニットが電源を供給開始し、PCのマザーボードが16番ピンをGNDに落としている(16番とGNDがショートしている)間は電源が入った状態が続きます。

こちらもまたマザーボード上の自己保持ラッチ回路のおかげなのです、マザーボードから離されたATX電源は、単独では電源を持続出力できません

 **

IIciのラッチ回路からのオリジナル電源ユニットの9番ピンとWindows機の16番とGNDのショート回路はまったく別物なので、オリジナル電源ユニットの9番ピンにATX電源ユニットの16番ピン(Power on=緑色)を持ってきても、IIci は起動することができません。

ATX電源ユニットの電源を入れるには、この緑色のピンとGNDを手動スイッチで「継続ショート」させることが必要です。

手動スイッチ部分を除くATX電源ユニットの配線を、オリジナル電源のコネクタピンに配置すると以下のようになります。
 

ATX電源に置き換えたピンアサイン (ロジックボード側)

ATX24ピン

[NuBus側]

+5V stand by

(非接続)

-12V

GND

GND

10

8

7

6

5

4

3

2

1

GND

+5V

+5V

+5V

+12V

15
16 

16番と近くの15番か17番のGND(黒)を継続的に短絡させると電源が入る

(ATX電源のピンアサインはネット上で確認ください。でもピンアサインを気にしなくても、ATX電源は統一規格により線の色だけで正確に区別できるの

 で、当改造記事においてもATX電源の24ピンまたは20ピンのメインコネクタのどのピンから配線をもってきても色さえ合っていればOKです)

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ATX電源ユニットの24ピンから10ピン分を分離して、ロジックボードに入力

残った24ピン側に緑のラインとGNDをショートさせたままにするスイッチをつなぐ。

(いまはこの商品は売っていない?!)

製作の流れとポイント

コネクタに配線する赤3本、黒3本は、ATX電源ユニットからまとまって数本出ているうちのどれを使ってもかまいません

ATX電源ユニットは24ピンタイプでなくても、少し古い20ピンタイプのものでも使えます。以下の説明では 24 → 20 と読み替えてください。

 

出力コネクタの作り方は二通りですが、(b)のほうが手間いらずです。
 

 

(a)ATX電源ユニットを無加工でII ci につなく方法

   24ピン-10ピン変換ケーブル(緑用スイッチつき)を新規製作します。

    レセプタクル(モレックス39-01-2241)、オスコンタクト(モレックス5558TL)、かしめ工具(エンジニアPA-21、芯線1.9/被覆2.2)

    ハウジング(モレックス5557-10R)、メスコンタクト(モレックス5556TL)、かしめ工具(エンジニアPA-21、芯線1.9/被覆2.2)    

         ハウジンングの勘合フックはニッパーで切り落とします。

         作業中、配列を間違った場合は、ピン引き抜き工具(モレックス57031-6000)で引き抜く。(工具が高いので作り直すほうが賢明)

    トグルスイッチ、波形スイッチなど「ON」「OFF」の状態を維持できるタイプのスイッチ1個

 

   

(b)ATX電源ユニットの24ピンのコンタクトを10ピン分を引き抜いて二股に分離したコネクタを作成する方法

   24ピンコネクタの配線のうち16番(緑)と15、17番などのGNDを外部スイッチで「ON-OFF」できるようにし、さらにIIci 用の10ピンコネクタに

   分配します。

    ハウジング(モレックス5557-10R)、メスコンタクト(モレックス5556TL)、かしめ工具(エンジニアPA-21、芯線1.9/被覆2.1)    

         ハウジンングの勘合フックはニッパーで切り落とします。

         作業中、配列を間違った場合は、ピン引き抜き工具(モレックス57031-6000)で引き抜く。(工具が高いので作り直すほうが賢明)

    トグルスイッチ、波形スイッチなど「ON」「OFF」の状態を維持できるタイプのスイッチ1個

   

   配線を戻した場合、もとのATX電源として使えるかどうかは、24ピンコネクタからの「緑とGNDの外部スイッチ用のリード線」の取出し方法によ

   ります。

   スイッチ用のリード線の先端にオスコンタクト(モレックス5558TL)をハンダ付けして、それを24ピンレセプタクルのメスターミナルに挿して使え

   ばいいですし、二度とATX電源として使わないのなら、24ピンコネクタから緑とGNDの線を切断して、電源ユニット側のその2端子にスイッチ用の

   リード線を直接ハンダ付けします。

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ATX電源の場合は、すべてこのプッシュスイッチで起動-システム終了する

システム終了はどうする

ふつうにメニューからシステム終了するだけでは、最後の電源が切れません。

終了画面が出たら、

     緑-GNDの手動スイッチをOFFにする。

 

これで放置しても問題ありませんが、このままではiMacG5やふつうのWindows機と同様に、OSの終了後も電源ユニット内部では常にスタンバイ用の電圧5V回路が動作しています。

これはそのまま電源ユニットの寿命に直結します。

 

電源ユニットの寿命を延ばすには

家庭でのテレビなどの節電対策と同じで、もとのコンセントから電源を切ってしまえば、使い始めに少しだけ時間がかかるものの、内部の電解コンデンサへの負荷が減り電源ユニットを長く使うことができます。

IIciでは110W前後しか出力させませんし、オリジナル電源ユニット内部もほとんどが日本製の高品質コンデンサを使っているので、極端に考える必要はありませんが、少しでも長く運用したいと考えるなら、オリジナル電源であっても「もとから電源を切る」ようにしましょう。

つまり、システム終了動作のあとさらに


   Apple純正電源ユニットの場合は、壁のコンセントからのAC100Vを、中間スイッチなどでOFFにする。

   ATX電源ユニットの場合は、メインスイッチをOFFにする。

 

で、完全に電源ユニットへの電力供給を遮断すると、寿命が延び、かつ落雷など不測の事態に備えることができますす。
 

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